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リニューアル・オープン

当スクールホームページにお越し頂き、誠にありがとうございます。この度、2023年2月21日より、一般社団法人ストレングス協会は、一般社団法人School for Strengths-Based Education (SSBE)としてニューアル・オープンいたしました。

これまでストレングス協会では企業の人材育成に携わりながら、10代・20代の不登校やひきこもりの青年やひきこもりのお子さんをもつ親御さんを対象に、ポジティブ心理学を基とした訪問支援やオンライン面談を行っていました。その活動を通して、自分の強みを見出し、それらを活用していくことで活力を取り戻していった多くの青年達と出会ってきました。しかし、その一方、画一的な学校教育や職場環境、先生や親、上司との価値観の差異から生まれるコミュニケーションの悪循環の連鎖により、潰れていった青年達にも出会ってきました。そして、そのような出会いを積み重ねていくうちに、一人一人の青年達に直接関わっていくこと以上に、今、この日本を取り巻いている「社会通念」や「常識」のあり方に変化をもたらすことこそ、本当に重要なことなのではないかという考えが強くなっていきました。

「不登校・ひきこもり」が良い・悪いという評価ではなく、私たちが住むこの「社会」が、画一的な物差しを手放し、一人ひとりの特長を尊重しながら、誰もが自分の「海」で「水を得た魚」のように生きていける社会へとシフトしていくことの方がより本質的に重要であると感じるようになったのです。画一的な枠組みの中で一人ひとりが「自分」を押し殺し、「平均」にならないといけないという価値観から、一人ひとりが「自分」を表現しながら貢献できる「海」の中を泳いでいくことの方がより意味があるのではないかという価値観に少しずつ変化して始めている、そのような空気がこの混沌とした社会に漂い始めていることを感じる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

私は、この過渡期において、一人ひとりの強みやウェルビーイングを探究するという「ポジティブ心理学」という心理学が果たす役割は非常に大きいと感じています。なぜなら、ポジティブ心理学は、強みやウェルビーイングの研究を通して、一人ひとりが自分はどんな『魚』なのか、そして、その魚がイキイキと泳げる『海』に行くためには何が必要かを教えてくれる学問だからです。いち、研究者として、そして、この心理学の教育に携わってきた者として、研究論文に基づきながら、この心理学を適切に社会に普及していくことはこの過渡期だからこそ、非常に重要なことだと感じています。

そこで、当スクールでは、一般の方から教育関係者、行政、企業・団体の方まで、全国各地からこの心理学を適切に学べる場をオンラインスクールとして用意しました。ポジティブ心理学のコアの部分を学んでいくため、学校やご家庭、職場等、様々な状況で応用できる内容になっています。また、各教育機関や行政、企業・団体様に対して、ポジティブ心理学を基にしたコンサルテーション、プログラム・サービス開発・監修を提供することで、「個人」と「環境」の両側面から、この「過渡期」の日本社会において、一人ひとりが「水を得た魚」のように生きていける社会の実現に向けて精進して参ります。

ぜひ、SSBEを通して学んだポジティブ心理学の知識とスキルを皆さんのいる場所でいかんなく発揮してください。皆さん一人ひとりが、そして皆さんの周りにいる大切な人たちが心の底から「今、人生が楽しい」と言えるような「海」を、共に創っていきましょう。過渡期の日本社会にある教育現場を、職場環境を変えていくのは水を得た魚のように生きる「あなた」です。お会いできる日を楽しみにしています。

一般社団法人SSBE代表理事

松隈 信一郎, Ph.D.