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30代後半、順調そうに見える人の心のモヤモヤ。ウォーキング・デッドになる前に

halloween festival illustration and background

先日、30代半ばの同世代で経済的にも社会的にも「成功」しているのに、モヤモヤしているという人がいるという話を伺いました。家庭も築き、家も購入し、社内ではチームをまとめる立場としてキャリアも確実に進めているのに、何かモヤモヤしている。特に大きな不満があるわけでもないし、家のローンもあるから、いきなり転職とかは考えていないんだけど、でも・・・。その「でも」以下が自分でもよく分からない。

34,35, 36歳と30代半ばに突入していくと、よくも悪くもこのままの流れに身を任せておけば、「なんとかいけそう」という感じがでてくる。「本当はこれをしたい!」という明確なものがあれば、おそらく現実とのギャップによって、苦しくなるはずだけど、そこまで明確なものがないだけに「苦しい」というよりも、何か心が晴れないモヤモヤした感じ。周りからは順調そうにみえるのに、心の中ではそのモヤモヤが充満していき、生きているか死んでいるかがわらない「ウォーキング・デッド(Walking Dead)」のような状態になっていく・・・。

この心境、皆さん、いかがでしょうか?「ああ、わかる」と思われる方もいらっしゃれば、「確かにこういう感じを抱いている人、なんか多そうだよね」と思われる方も多いんじゃないでしょうか?僕自身もこのお話を聞いたとき、「ああ、確かになんかわかる」という感じでした。特に周りの目から見て「順調」と思われている人であればあるほど、自分の中だけにこのモヤモヤを閉まって、なかなかこのようなお話をする機会がないんじゃないかなって。日々の業務をこなしていくも、週末、ちょっとした一人の時間に「ふっ」とそのモヤモヤが表に顔を出てくる。そのモヤモヤした気持ちとちょっと真剣に向き合おうとしても、結局は「よくわからない」で終わってしまい、いつまでもなんだか「満たされていない」感覚だけが続いていく。

もし今、自分が30代半ばでこのような状態に陥っているなあと感じられたら、少し考えてみたいことがあります。それは、今の生活を「自分が選んだ」かどうかということ。人は「自分で決めて、選択している」という感覚を持っていると、生きる手応えを感じやすいものです。どんな家庭をもち、どんな暮らしをするか。どこで働き、何をするかは勿論、社会の中に生きている存在として、様々な影響があり、一人では決めていけないものかもしれません。一方、「させられた」「決められた」という感覚があると、なかなか自分の人生に充足感をもつことは難しいかもしれません。

もし、今、世間的に見たら順調だけど、何かモヤモヤしているのであれば、少しこれまでの道のりを振り返って、各々の出来事を「自分が選択した」という角度から見る可能性ができないかを検討してみてほしいなと思います。

「いや、自分はただ辞める勇気がなくて残っているだけだ」と思われる方も、おそらく、ご家庭のことや経済面のことを考慮して「辞めない」という選択をしたんじゃないかなと思います。ですから、その出来事を単に「辞められなかった」という出来事で終わらせるのではなく、「自分は○○を大事にして選んだ」という角度から、もう一度、ご自身の人生の物語を再構成、紡いでいくことはできないかなって思うんです。結婚して出産のために育休を取り復帰したけど、時短でできる仕事しか今はできない。「こんな仕事しかできない」ではなく、「子どもを育てることを大事しているから、この選択をしている」という切り口から自分の人生を再評価して頂きたいと思うんです。このように、「自分が選択している」という場所に立つことをし始めると、自分の中に力を取り戻し始めます。瞳に力が宿ってくることに気づくんじゃないかなって思います。そして、これからの行為に対して、「私はこれを選びます」と意図してください。人間という生き物はおもしろいもので、単に掃除していても、「自分は運動をしている」と意識するだけで、実際の代謝が変わるという不思議な生き物です。同じことをしていても、意識が変わることで、現象も変える力が人間には備わっています。転職など、外の世界を変える前に、まずは、自分の内なる世界の中で人生の舵を取り戻す。ぜひ、「自分は○○を大事にして選んだ」という角度から振り返ってみて頂ければと思います。もし一人で行うことが難しい場合、オンライン面談を通して一緒に物語を紡いでいきましょう。